神戸煉瓦倉庫について
歴史を感じる
建屋に
新たな息吹が
流れ込む
神戸煉瓦倉庫は、1898年(明治31年)に日本貿易倉庫により建造されたと言われています。
現在は倉庫をリノベーションし、倉庫ならではの天井の高い空間を活用したレストランやデザイン雑貨店、インテリアショップ、フォトスタジオなどさまざまなショップに姿を変えて賑わっています。
夜には赤煉瓦がライトアップされ、港の雰囲気を盛り上げています。
神戸煉瓦倉庫の歴史
歴史を物語る煉瓦倉庫。
煉瓦倉庫は、1890年代後半(明治30年頃)建造され、1987年(昭和62年)まで神戸港に次々と到着する貨物(靴や電気製品など)の上屋倉庫として使用されていました。当時、残っていた5棟のうち海側に位置した2棟が現在残っている煉瓦倉庫です。
既存する稀少な煉瓦倉庫であり、イギリス製の煉瓦を使用し、イギリス積みで造られた外壁は、神戸港の発展を支えた建物として当時の姿を今に伝えています。
神戸ハーバーランドの開発に伴い、1990年(平成2年)に煉瓦倉庫の外壁などを現地保存し、屋根及び内部が改装され、レストランとして再生されました。
2007年(平成19年)には、水際と一帯となったみなと神戸らしい、その外観を保存することが望まれると共に、神戸市内に残る数少ない煉瓦造りの歴史的文化遺産として“神戸市指定 景観形成重要建築物”に指定されました。
街の発展で変わりゆく景色の中、煉瓦倉庫だけは変わらず当時の神戸港の姿で迎えてくれます。
イギリス積みとは?
神戸煉瓦倉庫の外壁はイギリス積みという様式で、積み上げた煉瓦造りです。
イギリス積みとは煉瓦の長い面だけを並べた段と、短い面だけを並べた段を交互に積む方法で、積み上げたときの強度があり丈夫で耐震性もあることが特徴です。
夏には外の熱気を侵入させない耐熱性に優れ、寒い冬には温かい空気を逃がさない蓄熱性の兼ね備えており、季節に応じて快適に過ごせます。
1970年代の煉瓦倉庫
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三菱倉庫高浜営業所の倉庫群と
湊川駅 -
上屋倉庫として使用されていた
当時の煉瓦倉庫の内部 -
レストランとして使用される以前の
煉瓦倉庫(手前)
神戸煉瓦倉庫の魅力
神戸市指定 景観形成重要建築物にも認定されている神戸煉瓦倉庫の魅力をご紹介。
ショップ
煉瓦倉庫を活かしたショップは、煉瓦つくり独自の雰囲気が魅力です。重厚で温かみのある煉瓦つくりの内部は広々とした空間で、開放感があります。その特有の趣きとアンティーク感から、おしゃれで魅力的な空間として注目を集めています。
神戸煉瓦倉庫広場
神戸煉瓦倉庫では季節に応じたイベントから、キッチンカーやフリーマーケット等で定期イベントを開催しています。
神戸港を借景に、赤煉瓦の見せるコントラストが鮮やかな空間でイベントをお楽しみください。
フォトスポット&休憩スポット
神戸煉瓦倉庫にはフォトスポットがたくさんあります。アンティークな煉瓦の赤茶と海の青が調和し、思い出に残る素敵な瞬間を切り取れます。あなただけのお気に入りのフォトスポットをぜひ探してみてください。また、散策の合間には休憩スポットも点在。季節や時間によって風景の表情が変わる神戸煉瓦倉庫で、心地よいひとときをお過ごしください。
ハーバーウォーク
神戸煉瓦倉庫横から神戸港旧信号所へと続く、海に沿った木製の遊歩道。等間隔に街灯とベンチが設置され、静かに海を眺めることができるスポット。対岸には、川崎重工業第四ドックがあり、タイミングによっては海上自衛隊の潜水艦が見えることがあります。
ユーモアディスプレイ
神戸ハーバーランドが街開きした平成3年4月から、海際の風景を楽しんでいただくために設置されたマネキン人形たち。平成18年9月に装い新たに再設置されました。 本物そっくりで本物の作業員かと見間違う人も多く、街の隠れた人気キャラクターです。